「ユニシティに勧誘されたけど、本当に安全なの?」「友人がユニシティにハマって心配…」そんな不安を抱えている方は決して少なくありません。
結論から申し上げると、ユニシティが「やばい」と感じる理由は、勧誘方法・収益構造・法的リスクにあります。特に、しつこい勧誘による人間関係のトラブルや、思うように稼げない現実に直面して後悔する人が多いのが実情です。
しかし、適切な知識と対処法を身につけることで、あなた自身を守ることができます。

この記事では、ユニシティの実態から具体的な断り方、安全な代替案まで、あなたが安心して判断できる情報をお伝えします。
ユニシティとは?基礎知識を理解しよう
企業概要とビジネスモデル
ユニシティ(Unicity)は、「Make Life Better」という理念を掲げ、世界約60カ国以上で展開するアメリカ発の企業です。主にサプリメントや化粧品など約400種類以上の製品を提供しており、特に腸内環境に着目した「BIOS7」などの商品で知られています。
同社の特徴は、MLM(マルチレベルマーケティング)と呼ばれるビジネスモデルを採用していることです。これは会員が商品を販売すると同時に、新しい会員を勧誘することで収入を得る仕組みとなっています。
MLM(マルチ商法)との関係
ユニシティのビジネスモデルは、法的には「連鎖販売取引」に分類されます。一般的にはマルチ商法やネットワークビジネスと呼ばれ、日本では特定商取引法によって厳格に規制されています。
MLMと特定商取引法の詳しい規制内容については、MLMと特定商取引法の完全ガイドで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
重要なのは、MLM自体は合法であるということです。しかし、その運営方法や勧誘手法によっては、様々な問題が生じる可能性があります。
ユニシティが「やばい」と言われる理由
しつこい勧誘と人間関係トラブル
ユニシティで最も深刻な問題の一つが、人間関係の悪化です。多くの体験談で「友人を失った」「家族との関係が悪くなった」という報告が上がっています。
特に問題となるのは、以下のような勧誘手法です。
- ブラインド勧誘:最初はユニシティの話であることを隠して接触
- 感情的な圧力:「あなたのためを思って」「成功できるのはあなただけ」といった心理操作
- 執拗なフォロー:断られても何度も連絡を取る行為
実際の口コミでは「友達がユニシティを始めてから人が変わった」「セミナーで洗脳されているようで心配」といった声が多数見られます。
典型的なユニシティ勧誘の流れ
ブラインド接触
「久しぶり!今度会わない?」
「お茶でもしましょう」
信頼関係の構築
「最近調子はどう?」
「仕事順調?」
製品の話題導入
「最近すごくいいサプリ見つけたの」
「体調良くなって驚いてる」
セミナー・説明会への誘導
「詳しい話を聞ける会があるの」
「成功者の話を聞いてみない?」
感情的圧力
「あなたなら絶対成功できる」
「今がチャンス、逃したら後悔する」
契約・製品購入
年会費・製品代金の支払い
🛡️ 自分を守るポイント
- ブラインド勧誘は違法行為です
- 「絶対」「必ず」という表現は薬機法違反
- その場での契約は避け、時間をおいて冷静に判断
- 不明な点は消費生活センターに相談
初期費用・在庫リスク
ユニシティでビジネスを始める場合、年会費5,000円の他に、製品の購入費用が必要になります。特に、「タイトルアップ(ランク上昇)」を目指す場合、相当な金額の製品購入が求められることがあります。
体験談の中には「最初にランクを上げるために150万円分の商品を購入した」という極端なケースも報告されています。これらの商品が売れ残った場合、大きな経済的損失となります。
稼げない収益構造の実態
ユニシティを含むMLMビジネスの現実は、大多数の参加者が利益を得られないということです。収益を得るためには以下の条件が必要になります。
- 継続的な製品の販売
- 新規会員の勧誘とその育成
- 一定の購入ノルマの維持
これらを満たすことは想像以上に困難で、多くの人が時間と労力を費やしても思うような結果を得られずに挫折しています。
ねずみ講・違法性との違い
「ユニシティはねずみ講なのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。法的には、ユニシティは違法なねずみ講ではありません。
ねずみ講との違い
- ユニシティ:実際の商品が存在し、商品の販売による収益構造
- ねずみ講:商品が存在せず、単純に金銭の配当のみを目的とした仕組み
しかし、合法であることと「問題がない」ことは別の話です。ネットワークビジネスとマルチ商法の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
MLM(合法)vs ねずみ講(違法)完全比較
📦 実際の商品が存在
📦 商品は存在しない(または価値なし)
🔍 見分けるポイント
MLMが合法であっても、「問題がない」という意味ではありません。実際には参加者の大多数が利益を得られず、人間関係のトラブルも多発しています。十分な検討と慎重な判断が必要です。
法律・公的機関から見た危険性
特定商取引法で規制される勧誘行為
ユニシティのようなMLMビジネスは、特定商取引法により以下の行為が厳しく規制されています。
- 勧誘目的の事前明示義務:勧誘であることを最初に伝える必要がある
- 誇大広告の禁止:「絶対に稼げる」「病気が治る」などの表現は禁止
- 書面交付義務:契約内容を明記した書面の交付が必要
- 適切な解約・返品制度:消費者の権利を保護する制度の整備
これらのルールに違反した勧誘行為は法的処罰の対象となります。
クーリングオフ制度の利用方法
万が一、ユニシティに契約してしまった場合でも、クーリングオフ制度を利用して契約を解除することができます。
クーリングオフの適用条件
- 契約書面を受け取った日から20日以内
- 書面(郵送)または電子メールでの通知
- 理由を問わず無条件で解約可能
ユニシティ契約のクーリングオフ手続きガイド
期限を過ぎても違法勧誘があった場合は契約取消し可能
期限確認
契約書面を受け取った日から数えて20日以内かを確認
書面作成
クーリングオフ通知書を作成(手書き・パソコンどちらでもOK)
契約年月日:○○年○○月○○日
商品名:○○○○
契約金額:○○○○円
上記契約をクーリングオフします。
支払済み代金○○○○円の返金と、
商品の引き取りをお願いします。
○○年○○月○○日
住所:
氏名:
証拠保全
後々のトラブル防止のため、必ず証拠を残す
通知書の写しを保管
郵便局の受領証を保管
投函前の書面を撮影
送付方法選択
確実に相手に届く方法で送付(推奨順)
送付・完了
郵便局で送付手続きを行い、受領証を必ず受け取る
🆘 困った時の相談先
クーリングオフ通知のテンプレート
【クーリングオフ通知書】
契約年月日:○○年○○月○○日
商品名:○○○○
契約金額:○○○○円
上記契約をクーリングオフします。
支払済み代金○○○○円の返金と、商品の引き取りをお願いします。
○○年○○月○○日
住所:
氏名:
消費者庁・国民生活センターの見解
消費者庁では、MLMに関して以下の注意喚起を行っています。
- 「簡単に稼げる」という甘い誘いに注意
- 契約前に十分な検討時間を取ること
- 不明な点は必ず事前に確認すること
- トラブルが生じた場合は消費生活センターに相談すること
特に近年は、SNSを利用したブラインド勧誘が増加しており、注意が必要です。
実際の口コミ・体験談から分かること
ポジティブな声(商品愛用者)
ユニシティに関する口コミの中には、商品に満足している声も確実に存在します。
- 「長年悩んでいた体調不良が改善された」
- 「肌の調子が良くなった」
- 「エネルギーレベルが上がった気がする」
これらの体験談は、製品を愛用している人からの実際の声であり、すべてが虚偽ではありません。
ネガティブな声(勧誘・金銭トラブル)
一方で、ネガティブな体験談も数多く報告されています。
- 「友人に勧誘されて人間関係が悪くなった」
- 「思うように稼げず、結局赤字になった」
- 「セミナーに参加したら、洗脳されているような人たちがいて怖かった」
- 「賞味期限切れの商品が送られてきた」
特に深刻なのは、ビジネス参加による人間関係の悪化と経済的損失です。
口コミを見極めるポイント
ユニシティに関する情報を判断する際は、以下の点に注意してください。
- 体験談の具体性:曖昧な表現ではなく、具体的な内容が記載されているか
- 第三者の意見:当事者以外の客観的な視点があるか
- リスクの説明:メリットだけでなく、デメリットも公平に説明されているか
勧誘されたときの断り方・対処法
ユニシティ勧誘への対応フローチャート
「ネットワークビジネスはしない方針です」
「今後この話は控えてください」
• 証拠の保存(録音・スクショ)
• 第三者に相談
• 一般販売品の確認
• 医師・薬剤師に相談
ドラッグストアで購入
• 人間関係悪化のリスク
• 法的リスクの存在
検討しましょう
• 証拠をすべて保存
• 家族・友人に事前報告
🆘 緊急時の対処法
クーリングオフで無条件解約可能
特定商取引法違反として報告
証拠保存・第三者に相談
よくある勧誘手口と心理操作
ユニシティの勧誘では、以下のような手口がよく使われます。
感情的アプローチ
- 「あなたの健康を心配して」
- 「成功できるのはあなただけ」
- 「今がチャンス、逃したら後悔する」
権威性の利用
- 「成功者の○○さんも推薦している」
- 「医師も認める製品」
- 「雑誌にも掲載された」
希少性の演出
- 「限定での紹介」
- 「今だけの特別価格」
- 「紹介できる人数に限りがある」
これらは典型的な心理操作の手法です。冷静に判断することが重要です。
断り方テンプレ(LINE・電話・対面別)
LINE・メッセージでの断り方
お忙しい中ご連絡をいただき、ありがとうございます。
ご提案いただいた件ですが、慎重に検討した結果、今回はお断りさせていただきます。
今後、同様のお話は控えていただけますでしょうか。
引き続き、よろしくお願いいたします。
電話での断り方
- 「興味がありません」とはっきり伝える
- 「検討します」は避ける(期待を持たせてしまう)
- 「今忙しいので」で一旦電話を切る
対面での断り方
- 「今は他のことに集中したい」
- 「家族と相談してから」(その後連絡しない)
- 「ネットワークビジネスはしない方針」
法的に守られるケース(証拠の残し方)
勧誘行為が特定商取引法に違反している場合、法的な保護を受けることができます。そのためには 証拠の保存 が重要です。
- 勧誘時の会話の録音(可能な場合)
- LINEやメールのやり取りのスクリーンショット
- 勧誘場所・日時の記録
- 相手の氏名・連絡先
これらの証拠があることで、消費生活センターや法的機関への相談がスムーズになります。
ユニシティ商品と健康リスク
代表的サプリと成分の安全性
ユニシティの主力商品である「BIOS7」は、腸内環境改善を目的としたサプリメントです。主要成分には乳酸菌や食物繊維などが含まれており、一般的には安全性の高い成分とされています。
ただし、サプリメントには個人差があり、以下のようなリスクも報告されています。
- 胃腸の不調(下痢、腹痛など)
- アレルギー反応
- 既存の薬との相互作用
薬機法との関係(広告規制)
ユニシティの勧誘でしばしば問題となるのが、薬機法違反です。以下のような表現は法律で禁止されています。
- 「癌が治る」「病気が完治する」
- 「誰でも痩せる」「確実に効果がある」
- 「医師も推薦」(実際の推薦がない場合)
これらの表現で勧誘された場合は、明らかな法違反です。
副作用・実際の報告例
実際に報告されている副作用には以下のようなものがあります。
- 消化器系:下痢、便秘、腹痛、吐き気
- アレルギー系:発疹、かゆみ、呼吸困難
- その他:頭痛、めまい、睡眠障害
これらの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談することが重要です。
ユニシティ以外の安全な選択肢
副業・在宅ワーク(クラウドソーシング・スキル学習)
ユニシティのようなMLMビジネスの代わりに、以下のような安全な副業を検討してみてください。
クラウドソーシング
- データ入力(時給800円〜1,200円)
- ライティング(1文字0.5円〜3円)
- デザイン制作(案件により5,000円〜50,000円)
スキル学習型副業
- プログラミング(月収10万円〜50万円可能)
- Webデザイン(月収5万円〜30万円可能)
- 動画編集(1本3,000円〜10,000円)
これらは確実にスキルが身につき、将来的により高い収入につながる可能性があります。
健康食品の安全な選び方
ユニシティの代わりに健康食品を検討する場合は、以下の点を確認してください。
安全性の確認ポイント
- 機能性表示食品や特定保健用食品の認定
- 第三者機関による品質認証
- 明確な成分表示と含有量
- 適正な価格設定
推奨される購入先
- 薬局・ドラッグストア
- 大手ECサイト(Amazon、楽天など)
- メーカー公式サイト
比較表:ユニシティ vs 安全な代替案
ユニシティ vs 安全な代替案 詳細比較
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よくある質問(FAQ)
ユニシティは違法なのですか?
ユニシティ自体は合法です。
ユニシティは特定商取引法に基づく「連鎖販売取引」として合法的に運営されています。ただし、一部の会員による違法な勧誘行為(ブラインド勧誘、薬機法違反の効果宣伝など)が問題視されることがあります。
合法であることと「問題がない」ことは別の話であり、参加にはリスクがあることを理解することが重要です。
クーリングオフできる期限はいつまでですか?
契約書面を受け取った日から20日以内です。
特定商取引法により、MLM契約には20日間のクーリングオフ期間が設けられています。この期間内であれば、理由を問わず無条件で契約を解除できます。
期限を過ぎても、違法な勧誘があった場合は契約取消しが可能な場合があります。詳細は消費生活センター(188)にご相談ください。
友人から勧誘されたらどのように対応すべきですか?
はっきりと断り、関係を見直すことも必要です。
友人からの勧誘であっても、興味がなければ以下のようにはっきりと断ることが重要です:
- 「ネットワークビジネスはしない方針です」
- 「興味がありません」
- 「今後この話は控えてください」
「友情」を利用した圧力に屈する必要はありません。相手が諦めない場合は、一時的に距離を置くことも考えましょう。
本当に稼げる人はいるのですか?
一部の人は稼いでいますが、大多数は利益を得られていません。
MLMビジネスの構造上、上位の数パーセントの人は相当な収入を得ています。しかし、FTC(米国連邦取引委員会)の調査によると、MLM参加者の約99%は損失を出すか、利益を得られていないのが現実です。
成功事例だけでなく、失敗のリスクも十分に検討することが重要です。
商品だけを購入することはできますか?
会員登録が必要ですが、ビジネス活動は必須ではありません。
ユニシティの商品を購入するには年会費5,000円の会員登録が必要です。ただし、商品購入のみを目的とした会員登録も可能で、勧誘活動やビジネス参加は義務ではありません。
ただし、類似の効果を持つ一般的なサプリメントが薬局やECサイトで購入できる場合も多いため、比較検討することをお勧めします。
勧誘を断ったら人間関係が悪くなりませんか?
一時的に関係が悪くなる可能性がありますが、長期的には適切な判断です。
真の友人であれば、あなたの意思を尊重し、断られても関係を維持しようとするはずです。逆に、断ったことで関係が悪くなる場合、その関係は「ビジネス上の利益」が目的だった可能性があります。
自分の意思を貫くことで、本当に大切な人間関係が見えてくることもあります。
違法な勧誘とはどのような行為ですか?
以下のような勧誘行為は特定商取引法違反です。
- ブラインド勧誘:最初にユニシティの勧誘であることを隠す
- 薬機法違反:「癌が治る」「絶対に痩せる」などの効果を断言
- 不実の告知:「絶対に稼げる」「リスクはない」などの虚偽説明
- 威迫・困惑:断っているのにしつこく勧誘を続ける
これらの行為を受けた場合は、証拠を保存して消費生活センターに相談してください。
消費生活センターに相談すべきタイミングはいつですか?
以下の状況では迷わず相談してください。
- 契約してしまい、クーリングオフを検討している
- 違法な勧誘行為を受けた
- しつこい勧誘が続いている
- 商品に問題があり、返品・返金を求めたい
- 契約内容に疑問がある
消費生活センター:188(いやや)
平日9:00-17:00、土日祝日も相談可能な地域があります。早めの相談が解決への近道です。
その他のご質問や緊急時のお困りごとがございましたら、
お気軽に消費生活センター(188)または法テラス(0570-078374)にご相談ください。
まとめ
ユニシティが「やばい」と言われる根拠は明確に存在します。しつこい勧誘による人間関係の悪化、思うように稼げない収益構造、そして一部会員による違法な勧誘行為などが主な要因です。
重要なのは、冷静な判断と適切な対処法を知ることです。
もしユニシティに勧誘された場合は
- はっきりと断る意思を示す
- 感情的な圧力に惑わされない
- 必要に応じて法的保護を求める
副業や健康管理を考えている方には、より安全で確実な選択肢が数多く存在します。クラウドソーシングでのスキル習得や、適切な健康食品の選択など、リスクの少ない方法を検討することをお勧めします。
安心して始められる選択肢を今すぐ確認し、あなた自身の未来を守りましょう。
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- こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)
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